シェルパの写真屋コラム

不便益・便利害

こんにちはセキネです(^-^)/

先日、小学生新聞の一面に「不便益」についての記事が載っていました
その逆は「便利害」というそうです

不便益というのは、不便だからこそ「うれしさ」があるというのです
京都大学の准教授の川上さんという方が、不便益システム研究所というのを立ち上げているそうです
逆に「便利害」というのは便利だからこそ「楽しさ」がなくなっているということだそうで
例えば、絶対ヒットが打てるバットが開発されたら、野球というスポーツも楽しくないというのです

カメラもそうではないかと思います
確かに可愛い子供の顔、劇的なシーンが簡単に撮れるカメラがあれば無駄はないかもしれません。
フイルム代という金銭的な面や○○枚撮りのフイルムを気にせず、
枚数にモノを言わせて、高速連写で瞬間を切り取るデジカメ。

う~ん「決定的な瞬間」が「必然的シーン」になっているような・・・
確実に写真を残すために、感動や達成感を犠牲にするのはやむなしといったところでしょうか
スペックは否定しないけど、機械に振り回されているような気がしませんか?

フイルムカメラとデジタルカメラを比べる時に
僕が良く例えるのは「期末テスト」と「夏休みの宿題」
テストに向けて一生懸命勉強して、結果平均点を上回れば喜び、平均点以下なら落ち込む
どちらにしてもテストが終われば休みがあり羽根をのばす。
一方、夏休みの宿題は夏の間勉強。家の中には電卓や参考書があり、最近では答えの別紙まである
答え合わせをして、平均点では満足いかない。
隣に答えがあるのだから100点が最低限。
夏が終われば授業再開。憂鬱な休み明け

フイルム使って「平均点」狙おうよ!
デジカメ使って「100点」じゃなくてもいいんじゃない?
そんなゆとりが長続きするコツじゃない?
これから写真撮る時に「不便益」って言葉を思い出してもいいかもしれませんね

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# by gallery-sherpa | 2013-08-03 11:34

思い出を持ち帰る

こんにちはセキネです(^-^)/

春は花が咲き、卒業や入学、そして旅行の季節ですね
このところデジカメでの撮影が多かったので、この春はフイルムを何本か使ってみました

デジカメに慣れ親しんでしまった体が、フイルムの新鮮さを受け入れたのは
ふと「思い出を持ち帰る」こんな言葉を頭によぎった時でした

昔の話になってしまいますが、
いざ旅行に行こうとすると、情報誌を買ってプランを立て、遊びに行って、
帰ってきてから写真を持ち寄り思い出話・・・
その中には、情報誌に載っていた写真と現実が大きく違っていたりして、
それも面白かったです
行く前の情報もあまりなくて、現地について初めて感動したこともあり、
隠れた名所に気付かず帰ってきてから悔しがったり、あまりの感動にもう一度行く計画を立てたり
一回の旅行で何日も楽しめましたね。

最近は便利な時代になって、いろいろなツールから簡単に情報が入手できてしまうので、
名所はもちろん、隠れた名所、地元の人だけが知っている情報など、事細かに手に入ります
ブログなどでは、報告書のような情報と写真が満載です。
それこそ遊びに行く前から「行った気になってしまう」
現地についても初見の感動が薄く、撮った写真はその場で確認・・・・
「お土産」という言葉すら必要なくなってしまいそうです。

そんな中で、フイルムを使った時に感じた「思い出を持ち帰る」は
逆に新しいのではないでしょうか
既にデジカメしか使ったことがない世代もいる時代。
フイルムという新しいカテゴリーの道具がでてきたと思えばまた楽しいのではないでしょうか

レコードを聴くのとダウンロードした音楽を聞くのも同じように感じます
僕のイメージは、レコードは部屋の電気を落とし、
コーヒーを飲みながら目をつぶって聴く音楽。
「時」を聞いているといった感覚ですかね。
ダウンロードした音楽は、歩いたり走ったりしながら聞く音楽。
何かをしながら、少しでも空いている五感を埋める感覚かな
同じ音楽だけど、求めている時間がまったく違うものなんでしょうね

デジカメとフイルムカメラも「カメラ」というと同じだけど、
「時間」の切り取り、使い方、楽しみ方がまったく違う道具として扱うと
今より更に楽しみが増えるんじゃないかなと感じました

普段はデジカメ、旅行はフイルムなんて使い方が新しいのかもしれませんね。






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# by gallery-sherpa | 2013-04-09 18:30

写真代って、思い出の値段なんでしょうね

こんにちは、せきねです
「焼付け」って聞いたことあります?

写真をプリントすることを「焼付け」って言います
文字通りフイルムに光を当てて印画紙に焼き付けるんですが、
お店では「プリント」という言葉で受け付けたりします

お客様で「印刷してほしい」と持ってくる人がいますが
本当は印刷ではなく焼き付けなんですよね
これもインクジェットプリンターが流行って
「吹き付け印刷」=「写真」と考える人が増えたからでしょうね

「焼き増し」という言葉も「焼付ける枚数を増やす」という意味なんですが
そのうち「吹き増し」とか「増刷」なんて言葉に変わるかもしれませんね
まぁ、「○○枚印刷」とかで落ち着くと思いますが(^^;

でも、焼付けってやっぱり凄いですね
普段使っているマグカップでも、ちゃんと「転写」という焼付けをしたものは
色落ちすることも、退色することもないですからね

僕もインクジェットで、お気に入りの写真を印刷したマグカップを使っていますが
「吹き付け」はやっぱり「吹き付け」でしかないので、退色しちゃうんですね
実際のマグカップの写真をUPします
↓数年使用したものと、未使用のものです
d0201528_23444594.jpg

写真も同じでしょうね
インクジェットの写真はいつかこうなるんだなと思ってしまいました
その時その写真をプリントしなおすんでしょうか?
その時はまた「吹き付け」なのか、今度は「焼き付け」なのか・・・

僕は焼付けの写真をしているのであまり心配していませんが、
数年着て色あせたシャツでも、案外捨てられず着ちゃってる僕には
そんな状況がきても、そのままの状態でアルバムに残しちゃうんでしょうね

写真と共に、思い出も色褪せちゃうなんて、ちょっと寂しいですね
白黒の写真がセピア色になるならかっこよく聞こえるけど
「影薄くなっちゃった」なんて嫌な響きですね(・_;)

写真代って、きっと思い出の値段なんでしょうね



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# by gallery-sherpa | 2013-01-10 00:09

捨てればゴミ、使えば資源、売れば商品!

こんにちは、せきねです
フイルムケースについて思うこと

誰もがみんな「あることが当たり前」と思っているようです
しかも、「無料」だと・・・

先日、子供が学校で
「書写で使うので、フイルムケースを持ってくるように!」
と言われたそうです
うちの子は、友達の分まで持って行こうとしていました。

「パパ、フイルムケースがいるんだけど頂戴!」
「はい、これでいいね」
「友達の分も持っていくからたくさん欲しい」
「ないよ・・・うちにはこれだけしかないよ」
「お店から持ってきてよ」
「・・・」

フイルムケースっていうのは、フイルムを買ったときに入っている半透明のケースで、
小物や植物の種を入れたりするのに便利で、
500円玉ならちょうど20枚(1万円分)入ります
学校では図工で使ったりもします

そんな、便利な道具なので、学校などでも良く使うようで、お店にもらいに来る人もいます
・・・が、当店はフイルムケースを1回100円でつかみ取りにしているので
ただであげられないんです。

しかも、今フイルムを使う人が激減していて、そもそもフイルムケースが出ないんです。
フイルムを出す人で「ケースは持って帰ります」という方もいるし
「写ルンです」や「ブローニー」では、そもそもフイルムケースを使わないですから
フイルムケースは1日に1個出るか出ないかです。
そうです貴重な絶滅危惧アイテムなんです。
そんな、貴重なアイテムを、もらえるのが当然といわんばかりに言われると
わが子相手に、ムッとしてしまいました。
大人気ないですか(^^;

フイルムを使わないまでも、普段お店でプリントしていただけるお客様ならいざ知らず・・・

先生たちも、そろそろフイルムケースの代わりになる商品を
見つけた方がいいんじゃないでしょうかね。
このままだと数年後にフイルムケースはなくなるかも知れませんよ
(フイルムはなくならないかもしれませんが)
もしくは、お金をだして買う時代になるんでしょうね

そのうち、学校でフイルムケースを持ってきなさいって言われたら
フイルムカメラも持ってないのに、フイルムを買って
フイルムを捨ててケースだけ使うなんてこともあるのかもしれませんね

とりあえず僕はフイルムユーザーだから別にいいですけど*^-^*

結局、うちの子は家にあったフイルムケースを7個持っていきました
持ってこない子が6名ほどだったのでギリギリ間に合ったそうです

限りある資源を感謝の気持ちで大切にしましょう♪

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# by gallery-sherpa | 2012-12-04 21:42

写真は自己満足か?

こんにちは、せきねです

写真屋をやっていると時々耳にするのが「自己満足」という言葉です

人によっては写真は自己満足だというのです

写真屋の個人的な意見から言わせてもらうと、決して写真は自己満足ではないと思うんです
なぜかというと、公序良俗に反する写真はプリントしないというのもその一つです。
自己満足ならどんな写真をプリントしてもいいことになりますが
肖像権やパブリシティー権などもあります
社会にはルールとマナーがありますよね、
それを守りながら楽しむのが写真だと思うんです。

コンテストなどを楽しむ人もいます。
審査員がいて、評価され順位を競うもので、
これも自分が満足している写真が選ばれるわけではないんです
子供の成長記録でも、自己満足ではなく、
自分がとった写真で家族が喜んでくれるという目標があると思うんです。

ただ、「自己表現」をする手段の一つではあると思います
その自己表現も、近代になってからで、
幕末に写真機が輸入されたころは写真機は貴重な品で、
大きな志を持った幕末の志士達などが多く撮られたようです

昭和初期も、まだまだ貴重でカメラは裕福な家庭しかなく、
一般家庭に広がった昭和中期も初めは「ハレ(非日常)の日」に撮るものだったようです

今から26年前に富士フイルムから「写ルンです」が発売されるようになって
「ケ(日常)の日」が爆発的に写されるようになったそうです。
多分その頃から「自己表現」が一般化してきたと思うのですが
デジカメが発売され、自宅プリントが増えてきて
「自己表現」=「自己満足」と認識されるようになりつつあるような気がします

でも、写真は自分だけではなく、誰かの目に触れるのであれば
社会のルール、モラル、マナーの中で楽しむものではないでしょうか

ここ数日、週刊誌と著名人との間でトラブルが多発していますが
一般の方が撮る写真も同様で、人が不快に思う写真は自重しなければいけませんね

自分の撮った写真で感動する人がいる⇒だから続けられる。
自分の撮った写真で人が不快に思う⇒だから規制される
これからも楽しむために、みんなでルールとモラルとマナーを守りましょう!


ルール、モラル、マナーはいつも行く写真屋さんで聞いて下さいね~





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# by gallery-sherpa | 2012-10-24 23:56

静岡県三島市にある写真屋フォトライフシェルパ。そのスタッフのコラムです
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